今月のトップ詩。::LOG
旧投稿詩厳選レビューと過去の『今月のトップ詩。』掲載作品の過去ログ集。飛び込みの感想・批評レス歓迎。返信ボタンから是非投稿を! |
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恋え 投稿者:雨島 さん 投稿日:2003/09/07(Sun) 23:46 No.32 | |
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きみのこえがきこえなく・・・ ただただ ながれるこの音が とどくこともないのだけれど どうしても つたえたくて つたえたくて とまらないこの音を ああきみはしることもなく ただただ とどけるこのこえを つたえることを思い つつ つたわらないのが いやだとも しっていながら ただただ ながれていく コトバ
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突き刺す痛みのように 凍てついた夜明け前の空気 小さな白い吐息と一緒に 君への想いも零れては 君へ届く間もなく まだ暗い空に溶けていく
うっすらと赤紫に色付いた山際に 時間を止めること できない もどかしさ抱いて 自嘲するように笑った目元は一筋 ぬくもりを残した余韻を抱いて 途端に凍りつく
届かないのは 君がどこにいるかが分からないからじゃなくて 君があまりにも遠くにいるような予感が 拭えないから
突き刺す痛みのように 凍てついた夜明け前の空気に閉ざされて 零れ出る想いも意味を成さないほど みっともなくて
君へ届く間もなく まだ暗い空に溶けていく言葉の数々 散りばめて せめて朝日とともに君に 降り注げ
----- ※今回の投稿には返詩・返歌のご希望をいただきました。
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