今月のトップ詩。::LOG
旧投稿詩厳選レビューと過去の『今月のトップ詩。』掲載作品の過去ログ集。飛び込みの感想・批評レス歓迎。返信ボタンから是非投稿を! |
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・・・ 投稿者:たもつ さん 投稿日:2003/10/12(Sun) 23:35 No.40 | <HOME> |
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友達と仲直りをした娘は 昼食を食べ終え さっさと青空の下に飛び出していった
子供同士っていいね うん
昨夜の小さなほころびも繕えない 大人同士二人を こんな部屋に残して
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投稿いただいた1月下旬の頃から「いつかは掲載しよう」と思い続けていた作品。
この作品、私の主観をぶっちゃけると決して悪い意味のつもりじゃなく「ずるいなぁ」っていう感じ(笑。実際にお子さんをお持ちのたもつさんの視点ならではの光景だよね。って思う。ありふれた日常が「ありふれた」という言葉の中に埋没させずに綴られて、詩として残されたような。
大人から見て子供って面白い存在だと思う。自分にもかつてそういう時代があったからこそ、そう感じるものも大いにあって。その自分の過去そのものが一つのパラレル・ワールドであったり、はたまたパンドラの箱のようで、子供たちの一挙一動が時に平行して交わらないはずのパラレル・ワールドを垣間見せたり、あるいはパンドラの箱は開きかけたり。
10年、20年と時間は経って、その間に何を忘れてきたかは分からない。けど、捨てられた過去でない限りすぐに仲直りできた頃の感性はずっと眠り続けてるの。
……。 けど子供同士って、逆にそんなことで揉めなくても良いのにねってことも、あるよね(笑。 |
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