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山口県町村会、町村議会議長会主催の指導者研修会が山口県総合保健会館で開催されました。講師は九州大学大学院法学研究院教授の木佐茂男氏で「輝く自治体をどう創造するか」と題し、いま進みつつある日本の市町村合併や日本の地方自治のあり方について、外国特にスイスやドイツの地方自治と対比しながら、日本の地方自治の問題点と課題、特殊性について説明されました。 特に市町村合併について、合併は必ずしも唯一の選択肢ではないこと、合併論がこれほど高まったのはこの2年半の国(特に総務省)の合併論によること、ドイツやスイスでは財源の工夫や積極的な住民の自治への参加が図られ、小さな町が多いにもかかわらず合併はまったく無いことなどについて説明されました。また日本の小規模自治体が大きな町と合併した場合、周辺自治体は人事上の不利、地理上の不利を蒙るが、単独で残る道を選択する場合も創意工夫と智恵を出さないと大変とのお話がありました。 身近なところで住民参加が行われているほど、人々は幸福感を感じていること、合併について今から出来ることは情報公開の徹底と冷静な将来のシミュレーションだと強調されました。また将来に向けての法務体制・法務思考の確立の重要性を強調されました。 |
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