詩の話とかWebっぽい話とか、とにかく雑多に。
2010年05月16日
雑記【2010-05-16】
Aya-Maidz.です、あろは。もといお久し振りです。IMSTA FESTA 2010で音楽系のジャーナリストで音楽配信メモの中の人(今はMAIUの中の人と言った方が通りが良いのかなぁ?)の津田大介さんとクリプトン代表取締役の伊藤博之さんの基調講演をやってて、且つUstreamでライブ中継してたのを、終わってから気づいてがっかりしてますw
なんかネット上での評判によるとUstreamでのライブ中継は内容の割に音声が小さすぎて全然聴けなかったらしいんで、そのうちどこかでまとめが掲載されたりするんでしょう、おそらく。というか、そそそPが既に要約をブログに掲載してますけど。
今となっては普通にぼかろ厨呼ばわりされる私ですが(随分と触れ回ったものなぁw)、元々は初音ミクの発売前からサイト上で公開されていたデモが想像以上に歌えてて、価格帯的にアマチュアにも届くVOCALOIDというツールが出てくることで、特にアマチュアの音楽シーンってどのように変化していくものなのかなぁ?という興味があったからなんです。で、その変化のありようっていうのは、恐らく他のアマチュア文化の何かしらのモデルケースの一つにもなるだろう、と。
最近仕事の方が慌ただしくて結構放置気味ですが、一応Foryouみたいな詩の投稿サイトを運営してたりだとか文学極道の発起人とかをしてたりとかしてると、まぁ概ねどこでも同じような問題というか壁に遭遇するものでして、それを簡単にまとめてみると「サイトに訪れてくれる人はそれなりできた。作品の投稿もまぁまぁある。で、集まってくれた訪問者や作品を、どうするの?」という点。
すごいぶっちゃけた話、「詩を書いてる。これを誰かに読んで欲しい」という訪問者の当初のニーズは満たすことができても、それ以降の欲求であったりサイトとしての進歩の道筋を、サイトを運営する立場自身が描けないケースが多いんです。
本来こういう類いのサイトは他の同系サイトとの力関係や指向性、目的とするところなどの要因でユーザが棲み分けしていき、それまで自分が通っていたサイトと指向性が合わなくなった段階で目的・目標に適う同系サイトへ移っていくのが一般的なんですが、詩の投稿サイトの場合は市場面などの問題でアマチュアとしてのゴールが存在しない状況で、結果として停滞が起きるんですよね。するとユーザにとってもサイト自体にとっても進歩・発展する余地、もっと言うとその理由や意味までもを失ってしまう。実際、現状がそういう状況にあると強く感じるきらいがあります。
そういう状況において事態を前向きに動かしていこうとするには、外部にある何かしらの広義においてのツールの助けが必要になるケースが多いんですが、変化を生み出すための起爆剤として初音ミクというツールに魅力を感じていたのを今でも覚えています(というほど昔の話でもないんですが)。と同時にそうしたツールが顕れる余地や音楽というジャンルと地力をうらやましくも感じます。