詩の話とかWebっぽい話とか、とにかく雑多に。
2003年10月01日
さっそく感想文。
本日のお題(謎)はゆうきまさみのはてしない物語 〜地の巻。
漫画家ゆうきまさみ氏が月刊ニュータイプ(角川書店)で現在も連載中エッセイ「ゆうきまさみのはてしない物語」の文庫化第2弾に当たります。
ネタ的には前巻に当たる天の巻の方が面白かったんですけど、映画ガメラ大怪獣空中決戦の感想を題材にしたP104「強いぞガメラ 其之弐」は、あぁクリエーター的な視点だなぁっていう感じで関心が向く内容。
一枚の絵が、百万言費やすよりも大きな力を持つことがある、ということでしょう
しかし、こういう絵を作るのは案外難しく、成功するためには「明確な視点」というものが必要だと思うのです
その絵はだれかの主観なのか?
主観だとすれば、観客である私は、その足場を実感できるか否か?
足場が不安定だと、観ていて落ち着かない気分になります
From 強いぞガメラ 其之弐::ゆうきまさみのはてしない物語 〜地の巻
詩と呼ばれているものが例えば仮に、何のヴィジョンも浮かんでこない単純に感情を言葉に翻訳し直しただけのものではないとするならば、詩という言葉で投げかけられた情景が描かれているからこそ、同様のことが当てはまるとも言えるはず。
人目につく場へ投稿された、あるいは公開された作品が私たちに投げかけてくれる光景は一体どんな世界なのだろう。そしてその世界は(公開されているにも関わらず)禁断の地と化していないだろうか。
amazon.co.jpのレビュー見て思ったんだけど、このシリーズって脱力系
だったんだ(笑。