詩の話とかWebっぽい話とか、とにかく雑多に。
2006年07月31日
うおのめ文学賞エントリー発表
うおのめ文学賞のエントリー作が発表されたようなので様子を見に行く。最近うおのめ企画委員長の大江さん、メッセに上がってこないんで内々から連絡も回って来ないんですよね。なのでうおのめ企画のMLでないとイベントの経過を確認できなくて。
ともかく。詩部門のエントリーは18編。ルール的には短歌・俳句のエントリーが強いだろうと予測しておりましたが、どっちのエントリーないし……。15首 or 15句で1エントリーっていうのが響いたのかな。これまでも短歌・俳句部門はエントリーの多い部門ではなかったのも大きいのでしょうけど。
まだ詩部門だけを軽く一読しただけなんですが、雑感としては今回はエントリー数がこれまでと比べて少ない分だけ、典型的な傾向がはっきりと見えたなぁというのが実際、というところでしょうか。
中断した前回以前は一夏毎にエントリー数が増えていって、それ合わせるように見どころがある作品数も増えてったのですが、例えば自分の感情を(無条件に)分かって?と言ってるのと同義の作品とか行間や作品の密度が足りてない作品も実際にあったわけで、今回は18編と全エントリー作の見通しも良くなった分だけそれぞれの比率ははっきりと目に見えるようになったという実感です。
いや、もう少し読み入ってみないと分からないですが、実際にはいい塩梅(うおのめ文学賞の理念や主旨も考慮した選考委員視点のある種微妙な感覚での“いい塩梅”っていう意味ですが)と言える作品層が今回はないかなぁ。具体的には選考時の記録が色々と残ってる第5回(第5回 / 2004年)のエントリー作で挙げてみるなら例えばつゆやみの夜、発情季節辺りに相当するような、選考員特別賞とかあったら積極的に推したくなるような作品。というか、特に発情季節にはかなり点数振ったり佳作奨励賞に推したりしてましたけどね。
これまで通り、うおのめ文学賞については経過毎に書ける範囲でちょくちょくエントリーを重ねていく機会があるでしょうし、文学賞の本サイト共々ちょくちょくと目を通していただけたら幸い、かもしれません。なんだ、その微妙な言い回しは(笑。
投稿時刻: 01:04 | カテゴリ: /poem/events | 固定リンク