Life is a Flower.

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2007年09月23日

フィラデルフィア美術館展

フィラデルフィア美術館展チケット

おひさしうです。

今年一番の仕事がなかなかヘビィだったんで、、、ヘビィといっても規模とか作業内容とかでなく、むしろプロジェクトの状況が、だったわけですけどね。ともあれおかげで夏の間はかるーく鬱っぽかったんでブログの方も停滞しておりました。

で、秋なので(今年も)美術館巡り。もっと早いうちに行く予定でいたにも関わらず、外が暑いので精神的に非活性状態だったんで今の今まで先延ばしにしてきたフィラデルフィア美術館展。なんと言っても明日(9/24)までなので。。。美術館にしても映画にしても何にしてもいっつも期間ギリギリになって赴くのが私なのでありました。

展示会自体はサブタイトルの「印象派と20世紀の美術」と題された通り、

  1. 写実主義と近代市民生活─1855年-1890年
  2. 印象派とポスト印象派
  3. キュビズムとエコール・ド・パリ─20世紀美術の展開
  4. シュールレアリズムと夢─不可視の風景
  5. アメリカ美術─大衆と個のイメージ

に分かれてまして、写実主義以後の著名画家の作品を各2-4点ほど揃える感じの満遍ない展示。

少なくとも印象派の作品に限って言うと、ヨーロッパの美術館蔵の作品が来る際よりはウリがはっきりした作品ってなかったように感じるところ。仕方ないけど。そいうところもあって見所はどの作品も結構安定してるような気がするルノワールの4作品かな。

後期の彼らしい「大きな浴女」、販促用ポスターにも使われている「ルグラン嬢の肖像」と作風が異なる作品を並べて観られるのはちょっと珍しいかも。また作風が違う作品が横並びになってるだけあって、見比べると面白い。なかなかの発見。

あと『キュビズムとエコール・ド・パリ─20世紀美術の展開』のパートではピカソの作品が5点(彫刻1点含む)とやや多め。作風が色々変わるというか進化していくピカソの各時代から概ね1点ずつで、このパートのウリ。

ちなみにシュールレアリズムのパートはジョアン・ミロ中心で4作品のみと少なめ。ま、60点近く作品が続いた後でシュールレアリズムの作品が他パートと同じように20点以上続くとしんどいだろうけど。で、このパートを含んで20作品ほど続くんだけど、正直私には色んな意味でピカソ、マティスまでが限界。

ただ、展示範囲が20世紀のアメリカ美術まで及ぶとシルクスクリーンはじめ版画作品が展示されるケースが多く、結果アンディー・ウォーホルとかの作品も展示される場合も多いんだけど、今回の展示会は彫刻を除くほぼ全作が油彩画で、それはそれである意味圧巻というか、油彩画だけで一つの展示会が開ける所蔵ってのがフィラデルフィア美術館だな。ってところでしょうか。ね。

明日はナスカ展。これも明日までなので(笑。

投稿時刻: 16:03 | カテゴリ: /exhibition | 固定リンク

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