2005/5/10

ドーンオブザデッド



ドーンオブザデッド見ました。
映画のバイオハザードはまだ見てないんですが、なんかカプコンのバイオハザードがゾンビの新しいスタイルを確立してしまったのでしょうか、宗教とか呪いとかじゃなくて、ウイルスで広がる「病気」で、人間を齧る。で、頭潰すと死ぬ。昔はこういうゾンビは少なかったような気がしますが、ハリウッドでも幅を利かせてますな。
で、内容ですが、ストーリーナシ。ナシって言っちゃアレですが、もうゾンビ病蔓延に至る経緯とか全く解説されない。最後までゾンビ病の原因や謎に迫ったりもしない。唐突にゾンビ病流行りまくり、で、逃げる主人公。それだけです。
最後オチてもいない。強いて言えば「ダメだこりゃ」オチなのかな?

残酷度について。銃でゾンビを撃って殺すとかはたいしたことないんですが、映画の中で一箇所だけ、ものすごいショッキングなスプラッターシーンがあります。そこだけ、ムンクになってしまった。ヘッドホンだったから自分でよくわかんなかったですが叫んでたかも。

あと、この映画のゾンビの特徴はですね、走ります。とにかく走る。全力疾走。これ。
バイオハザード(ゲーム)のゾンビはよたよた歩くのが多いですが、この映画のゾンビは足腰が損傷してない限り全力疾走で向かって来ます。すごい勢いです。猫まっしぐらって感じ。
なんかね、全力で走るっての、忙しい現代人でもあんまりないじゃないですか。だから全力疾走のゾンビさんたち、ちょっと爽やかな感じもしますね。青春ゾンビ。スポ根ゾンビ。

というわけで、ストーリーはホントに単純ですが、全力疾走するゾンビを見て「ああ、俺もあんなふうに一つの目標に向かって全力疾走で生きて行きたい」とか思うことがあれば、見た価値があったと言えるかもしれない。60点ってことで。

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