2005/3/20
介護体験mini
同じ市内に住んでいる大叔父が、半寝たきり状態になっていて、奥さんが一人で介護しておられます。 大叔父には、僕が前の職場に就職しているあいだ、保証人になってくれたり、いろいろとお世話になってました。 ごく最近まで原付で外出したりと達者だったんですが、急に足がわるくなり、立てなくなって、発音もすこしはっきりしなくなってきました。元気だった人が急激に衰えた姿を目の前にすると、ショックというか、寂しいというか、なんとも言い表せない気持ちになります。
で、大叔父は体が大きい(体重が重い)ので、ふとしたはずみに、奥さん一人の手ではどうにも動かせなくなることがあります。 そういう時は近所の人に手伝ってもらったり、ウチの実家からファーザーやマザーがかけ付けたりしていたのですが、今回3連休の間にそれが起こって、ちょうど近所も軒並み不在、ウチの実家も不在。それで朝の7時半頃にAMOのところへ電話がかかってきました。マザーが「何かあって、ウチがおらんかったら息子ンところへ電話して」って伝えてたので。それは僕も了解してた。 支援要請キター!!!ってなもんで、エマージェンシー緊急出動。 結構距離あるので、車すっとばしても20分くらいかかって、やっと大叔父の家へ飛び込む。「大丈夫ですかッ!」 中入ってみると、なんか全然大丈夫そう。大叔父、ベッドの脇に腰おろして、うたた寝中。それをそばで見守る奥さん。平和な光景でした… 転倒したとかそういうのじゃなく、全然元気なんだけど単にベッドの上にどうやっても上がれない。それだけでした。よかった。 大叔父を抱えて、ベッドの上に座らせて、任務終了。 お土産に煎餅店の黒大豆まめ餅を頂いて、帰路に着きました。うーん上等な戦利品だ。
今回は介護と言っても、簡単な話で全然修羅場でもなんでもなかったので、普段介護してる人にいわせれば「そんなモン介護の『か』ですらない」っていうくらいのモンですが、いろいろ考えさせられるところはありました。 最近なぜか介護のこと考えさせられる機会がほんと多いんですよ。カミサンの祖父母も今入院など大変な状態だし、最近読んだ本ではアルツハイマーの問題が大きく取り上げられてたり。夜中ふとつけたテレビでアルツハイマーの母親を介護するドラマやってたり。
自分の親、カミサンの親など、自分は何人を介護できるのか。そのときのカミサンと自分の介護労働の負担割合はどうするのか。介護するための転職や休職が必要か。 そして、自分の脳と肉体が衰えて要介護状態に向かって行っている時、どういう選択をすべきか、とかもいろいろ考えてしまいます。
まあ、今は実際のところ3人の子供育てるので精一杯ですけどね…
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