2005/1/6
コクピット考
リファログ見たら、GTフォースコクピットの関係でココに来る人がかなり増えてる。 なので、しばらくこの話題で日記を続けてみようと思います。
じゃあ今日はコクピット(ハンドルスタンド)の選び方。 べつに僕の作品を買うわけじゃなくても、参考になるかもしれないのでぜひ読んでみてください。
コクピットにとって必要な要素って何なのか。 ただハンドルをつけるだけなら、2980円のパイプデスク買ってくれば、それでコトは足りる。 つまりそれ以上の何かを求めてみんなコクピット買うわけですよね。 雰囲気!って言う人もいると思いますが、雰囲気とかデザインは置いといて、ちょっと機能面で追求してみます。僕のは木製で雰囲気ないわけだし。 じゃあ、このパイプデスクの何が不満かというと
1、ハンドルの高さ調節。椅子に合わない。画面の高さに合わない。
これをまず解消すれば、ハンドルスタンドとして第一ステップ通過かなあ。 高さ調節のついた、小さい安いテーブルってあんまりないと思うので、提供する価値はあるかなと。 これで「ただのテーブル」が「高さ調節可能なハンドルスタンド」になりました。 できればチルト角調節も欲しいところですが、それはちょっと贅沢な要素なのでまあ後まわしにしましょう。
次に不満になる要素が、
2、ペダルを踏んでるとペダルが逃げる。
これはフローリングでプレイすると特に顕著です。踏めば踏むほどペダルが逃げて行って、おーいどこへ行く〜ってな状態になります。 床に滑り止めシートとか敷けば改善するかも知れないですが、それは設置環境に依存するわけで、ハンドルスタンドの機能としてやっぱ必要と思う。 逃げないようにするには、ペダルとハンドルスタンドを何かでつないでやる。出来ればソリッドにがっちりつなぎたいわけですが、生じる力はほとんど「離れる方向」なので、せめて紐みたいなモノを引っ掛けるだけでも、何かで止めてやる。 これで「ペダル逃げ止めつきハンドルスタンド」になりました。 そこまで行ったのがこの画像の状態。 一応これで楽しくプレイはできました。
3、プレイしてると体が後ろへ逃げる。(ハンドル+ペダルが前に逃げる)
実際に車を運転する人はわかると思いますが、シートはレバーで前後にスライドしますが、運転中は絶対に動きません。ハンドル+ペダルと運転者(シート)の相対位置は固定なわけです。 車のハンドルというのは、車庫入れなどのときなど考えるとわかりますが、結構押しながらまわしているものです。シートが固定されているので安心してハンドルやペダルを「押せる」わけです。 2でハンドルとペダルの相対位置は固定―というか離れないようになりましたが、シートはフリーになっています。多少、摩擦力があるだけです。 重いソファーでも使っていればシートは動きにくいですが、逆にハンドルやペダルを前に押し出す力となります。 ましてキャスターつきの事務椅子でプレイするなどもってのほかです。運転者の体が全く安定しません。本来、固定された体を支点にしてハンドルやペダルを動かすはずが、ハンドルを頼りに体の位置を安定させるというちぐはぐなことになってしまいます。 これを最低限フォローするには、ハンドルスタンドの支柱と椅子の足を丈夫な紐で結び、椅子がハンドルスタンドと一定以上離れないようします。そうすれば少なくとも離れ方向の力には対抗できます。 私もこの画像の支柱に荷造りビニール紐を結び、ソファーの後ろをぐるっとまわしてまた反対の支柱に結んでプレイしたことがありましたが、紐がかかっているほうが快適でした。紐に寄りかかっている感じですね。
まとめると、
ハンドル・ペダル・シートの位置関係がプレイ中一定であれば快適であり、実車っぽい ↓ しかしプレイ中の操作によって、ハンドル・ペダル・シートの3者にはおたがいに離れようとする力が働く ↓ その力を抑えて3者の位置関係を一定に保つことの出来るハンドルスタンドが良い
ということになります。 それに加えて、ハンドルの高さ調節はやはり必要だと思います。ハンドルスタンドに椅子が例外なくセットされていて、画面の高さはそれに合わせて調整するという前提であればいらないこともあると思いますが(ロジクールオフィシャルのスパルコとかね)。
というわけで参考にしてみて下さい。お金出して買う上での最低限の要素かと。 まあ値段によりますが、1万円くらいするものならコレくらいは備えてるのがいいんじゃないかなあ。 でもヤフオクとか覗いてみても、上記を満たしていない、ていうか気にかけてもいないのが結構あって、それがなんか結構売れてたりしてちょっと凹む。
次回は重量の話かな?
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