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一昨日、今日と2日間にわたり10人の議員による一般質問が行われた。特にこの3月議会から一般質問の討議のあり方を一問一答方式に変更したため、議員側にとっては質問内容について何度も質問して納得のいくまで答弁を求めることができ、突っ込んだ論議を展開できたと思う。一方で答弁側は厳しい追及を繰り返し受けることになり、質問内容によっては答弁に苦労することもあったに違いない。 一般質問のやり取りにおいて特に苦労するのは立場に違いによる見方の違いである。執行部と議員は当然立場が異なるが、もっと大きな違いは事象や政策評価をめぐるスタンスの違いによる見方の食い違いである。短期的見方か長期的見方か、個別評価か,総合的評価か、決定の判断材料として何を重視するか、どのような手段を求めるかということが見方を大きく変えてしまう。 行政における政策決定の難しさはさまざまな立場、見方をもった議員が政策を評価することであり、住民意思の総意が簡単に結論づけられないところにある。しかし執行部も議員も住民福祉のあるべき姿を求めて真剣に論議している限り、必ずや正しい判断に導かれると思うのは安易過ぎるであろうか。 |
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