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第40回下関市立大学卒業式が開催され、出席しました。経済学部経済学科240名、国際商学科246名、並びに大学院修了者、交換留学生の卒業式も一緒に行われました。 卒業生に対する卒業証書・学位記授与が行われた後、堀内学長からお祝いと激励の言葉が卒業生に贈られました。 激励とお祝いのことば要旨 本日はおめでとう。世紀の変わり目に入学され、多くの困難に直面した4年だったと思う。21世紀の門出にあたり、本学で学んだことを踏まえ、困難に立ち向かって欲しい。今日は構造変化の時代、20世紀は国家と戦争の時代だったが、21世紀は地域と平和の時代。 20世紀は強い国家が弱い国家を支配してきた。たえまなく戦争が続いてきた。これからの21世紀は地域の時代。国家財政の危機の中で地域が自立し、コミュニティが重要となる。人の命を支える地域がこれからのよすがとして心に刻み込まれる時代、他方グローバリゼーションはますます進む。ヨーロッパはユーロという共通の通貨を持って共同体作りをやっている。アジアも国境を越えてアジア共同体が語られつつある。本学で学んだことを基礎に人々の平和のために生きて欲しい。研究は地域に根ざす。地域の人々と一緒に苦労と喜びを共にし、主体的努力で地域を豊かにして欲しい。20名の留学生諸君は本学の学生に大変良い刺激を与えてくれた。本学学生が世界に開く窓口としての役割を限りなく果たしてくれた。最後に21世紀の礎として日本国憲法の前文を捧げる。願わくは世界の恒久的平和と地域の豊かさのためにこれからの社会に巣立ち、たくましく生きていって欲しい。皆さんの命の輝きをお祈りしてお祝いの言葉としたい。 |
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