即興詩投稿掲示板
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| 投稿日 | ： 2008/09/05(Fri) 09:41 |
| 投稿者 | ： 北崎誠司 |
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- この投稿作に出された課題
- 「刻印におめでとう」というタイトルで作品を書く
山田マジキチはいつも
朝
目が覚めると外へ駆けだした
冷たい空気に興奮し
いつも
山田マジキチは近所の家屋の壁を小便で塗らし
また、
射精を繰り返した
その痕跡はやがて
腐り始め
刻印となる
山田マジキチが８９歳の時
５年ぶりに食べたショートケーキを喉に詰まらせて死んでから
３日後に
刻印から赤ん坊が生まれた
その子どもは
紛れもなく、山田マジキチの精液から誕生したのだった
「我は神」
子どもは２週間後にそう発言した
近所の家は溶解した
山田マジキチの刻印をつけられた家だった
そのころ
青木タカシは
京子ちゃんの自宅を盗撮していた
子どもは
青木タカシとネット上で知り合い
オフ会を開催し
撲殺した
子どもは４歳のときに焼身自殺した
そのとき
子どもは
「俺の、俺のミミズは俺の、俺のパーソナルカラーじゃないのは何でなんだぜ！！」
と叫んでいたという
２００年後
ある壁が笑った
灰色の
ところどころ損傷している古い壁である
「オメ！！」
と豚女は言った
「あたしはメスブタに改名するわ」
その日から、
世界は恒久的な平和を手に入れたのだった
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