投稿日 | : 2004/03/19(Fri) 00:26 |
投稿者 | : なばな |
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タイトル | : 劇的な水と比較された純粋な切望 |
狂い泣きそうな夜はどうすれば良い?
ヒタリヒタリと溶け込むように
赤い管が深くちぎれて苦
弱りそうな控え目のボク
契りこそすれ
ピンと切れたか細い袖は
黒い闇に押し戻されて躯
蟲のような鈴の撫で声
上々と思えばこそすれ
死に絶え獲るものを
今はただじっと
傍にただただ
潜んでは跳ねる
望むなら
狂い咲く夜に合いましょう
狂い焼けそうな夜はどうすれば癒える?
廉恥な戯言を何時までも吐くなら
甘く種を蒔くが良いさ
壊れそうな抑え目の僕に
眠りこそすれ
ツンと突き出たその面影は
辛くもがな永久に二つ
図らずとも途絶えぬ調べよ
常用さえすればこそすれ
消え去れ得ぬものを
今も成れぬれば
独り放れ離れて
生き永らえる者よ
臨むなら
狂い咲く夜に遇いましょう
今宵空は夜に
哀
魔性