10年後の私は果たして あの南無眠る 聖典な大地へと 還っているのだろうか。小雨降る 夜に思う徒然閉じたままの傘が泣いている。三本指で 誓ったあの峰の巓も すべては 無となり幻だけが 私の友となる。果たして10年後も私は、まだ 孤独で いられるだろうか。